目白大学メディア学部では、去る2月、広告界の第一線で活躍し、数々の国際的な賞を受賞されてきた福田敏也さん( 777CreativeStrategies代表取締役 / 大阪芸術大学元教授)による公開講座「広告IPPONグランプリをやってみる」を開催しました。
広告の本質は「振り向かれる理由」の設計
講座の冒頭、福田さんは「広告とは何か?」という問いに対し、「その本質は、『振り向かれる理由』を設計すること」と語りました 。企業が言いたいことをただ綺麗に並べるだけでは、今の時代、情報は届きません 。生活者が思わず手を止めてしまうような「意外性」や「見方の転換」こそが、クリエイティブの本質であり、それはテレビ番組『IPPONグランプリ』の「写真で一言」に通じるものがあると解説されました 。
実践!「広告IPPONグランプリ」
講義の後半では、参加した学生たちがチームに分かれ、実際のお題写真に対して「振り向かれるひと言」を考えるワークショップを行いました。
【学生たちのユニークな成果(一部紹介)】
- TEAM B: 驚いた表情の馬の写真に「えっ!?次のAKB48のセンター僕ですか?」というコピーを添え、競馬雑誌の広告に 。
- TEAM E: 渋い表情でタバコのようなものをくわえる着物男性の写真に「実は、ココアシガレットです。」と付け、大人のマガジンの広告に 。
- TEAM H: 蜂が群がるアップ写真に「俺、一夫多蜂性なんだよね。」というパンチの効いた言葉を乗せ、蜂蜜の広告に 。



これらの作品について、福田さんからは「見方の意外性が想像力のスイッチを入れ、気持ちを動かす」という広告の醍醐味を体現していると高く評価されました。
参加学生のリアルな声
『振り向かれる理由』を考えるようになると、世の中の広告がぐっと面白く見えてくるはずです」という福田さんの言葉通り 、参加した学生たちからは
「広告は商品を知らない人をどう振り向かせるのかを考え、言葉を当てはめるのが難しかった」
「チーム内で案を出してみて、自分にはなかったワードセンスが他のみんなにはあったりして楽しかったです。一人が出した意見が他の人と連鎖し、新たな発想を学ぶことができました」
「普段、面白いなとしか見ていなかったIPPONグランプリの回答が、効果的な広告になるという考えはとても納得しました。これからは日常での広告の見方も変えてみようと思いました」
といった声が寄せられました。
「理論」と「実践」の往復が、確かな発信力を養う
メディア学部では、プロの視点にある「厳しさ」と「楽しさ」に触れる機会を豊富に用意しています。理論を学ぶだけでなく、実際に手を動かして世の中の当たり前を捉え直し、価値を再設計する――。そんな「振り向かれる理由」を創り出す力を、私たちと一緒に磨いていきましょう。

オープンキャンパスで、この学びを体感してみませんか?
皆さんとお会いできるのを、楽しみにしています。
(写真:メディア学科3年 東 環希)