メディア学部では、さいたま市 岩槻区の協力のもと、インターンシップを実施しました。夏季休暇期間中の約2週間、メディア学科の学生14名が参加しました。ポスターと動画それぞれ2グループずつに分かれ、各グループに岩槻区役所の職員が参加し、職員と学生が協働で岩槻区の魅力をPRする企画を立案しました。その企画をもとに、ロケハンや取材を行い、撮影した素材をもとに岩槻区の魅力を発信するポスターや動画を制作しました。
学生と職員が協働で企画立案、撮影から編集まで
初日は、さいたま市 広報課から情報発信の現状や課題・取り組みなどの説明を受け、自治体広報の役割について考えました。その後、グループごとに制作する広報物のテーマを決定し、2日目に岩槻区内を散策しました。さいたま市岩槻人形博物館やにぎわい交流館、リノベーション物件を活かした飲食店などを訪れ、様々な視点から岩槻の魅力を感じ取りました。取材や調べた情報をもとにコンセプトや構成案・絵コンテなどを作成し、ポスターや動画で使用する素材の撮影を行いました。
企画立案から取材・撮影、編集まで約2週間というタイトなスケジュールでしたが、学生ならではのアイデアからバリエーションに富んだポスターや動画が出来上がりました。最終日には、岩槻区長にご参加いただき、ポスター・動画の発表会を行いました。現在は、リリース・記者発表に向け最終仕上げを行なっています。
学生の感想 -発表会での講評を受けて-
参加学生の感想の一部を紹介します。
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最後の全体講評で、長谷川区長に広報誌の表紙にしたいと言っていただくことができ、やりがいを感じました。このインターンに参加して、自分の制作スキルを高め、現時点での実力を測ることができました。たくさん悩みながらベストを尽くす作業をするうちに、将来グラフィックデザインやイラスト制作に携わりたい気持ちが高まりました。西尾先生が仰っていたように、私にはまだ時間があります。将来目指したいものが決まった今、大学生のうちにできることに挑戦したい気持ちが高まりました。
(ポスターAグループ:須田深月)
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他のグループのポスターや動画の完成形を見て、自分達とはまた違ったアイデアで制作されていて、別の視点から岩槻を感じることができました。先生方や他のグループ、職員の方々の講評、アドバイスをもとにさらに良いものを作り完成させたいという気持ちが大きくなりました。元々、企画力の点で自分の実力を試してみたいと思い参加をしたインターンでしたが、想像以上に難しく大変で、授業以外に触れたことのないPhotoshopをしっかり使い、技術的な面でも力を身につけることができ、充実した5日間でした。
(ポスターBグループ:中谷海優)
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PR動画の企画から制作までのフローを通して、動画制作の難しさを実感するとともに、動画制作についてさらに勉強をしたいという気持ちをより一層深めることができました。また、今回のインターンシップに参加し、社会に出るというその一環を体感することができ、人間的な部分についても多くのことを学ばせていただきました。
(動画Aグループ:荒川耀太)
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それぞれの班のターゲットやベネフィット設計を聞いた上で見ると、ただ作品を見て「素敵だな」と思うのではなく、作品のどの点がどのような目的で作られているのかがわかりました。その2点が合致しているときに、人の心に届く作品になるのだと思いました。制作の技術ももちろん大切ですが、どのような作品にするか軸をしっかり立てることが重要であることを実感しました。
(動画Bグループ:吉岡華子)
メディア学部のmediactionは、地域や企業と連携しながら、メディアを使って社会の課題を解決する実践型の学習プログラムです。ゼミ単位のプロジェクトに加えて、卒業後のイメージを明確にするために、毎年、3年生を対象として学部独自のインターンシップを開講し、所定の条件を満たした場合に単位認定をしています。
メディアを学ぶ。社会とつながる。
目白大学メディア学部社会連携プログラム