メディア学科牛山ゼミ17期生(現4年)の13名が、3年秋学期の伝統的なプロジェクトでもある秋プロジェクトにおいて、冊子の企画制作を行いました。今回の記事はメディア学科4年、プロジェクトリーダーの東環希さん、安藤紗弥香さんが執筆しました。

学生レポート

17期生がゼミの秋プロジェクトとして進めてきた冊子制作。
2025年の9月より始動し、約半年という期間をかけて向き合ってきた『シンジュクマトぺ』が、ついに完成しました。
『シンジュクマトペ』は、「新宿」と「オノマトペ」を掛け合わせた造語です。「ガヤガヤ」、「キラキラ」、「しーん」など、音や空気感を表すオノマトペを切り口に、新宿という街を五感で感じてもらうことをテーマに制作しました。

ゼロからの制作

ゼミ生がそれぞれ考えてきたテーマ

「何をつくるのか」から考える、本当の意味で0からのスタート。
まずは、それぞれが興味のある企画や地域、やってみたい表現方法を出し合うところから始まりました。
「どんな雑誌なら自分たちらしさを出せるのか」「学生だからこそできる企画とは何か」を何度も話し合い、企画案を考えては修正し、また考え直す日々が続きました。

17期生のみんなは個性が豊かで、たくさんの意見が出てきたので1つのテーマを決めるのはとても大変でしたが、みんなが納得するまで話し合いは続きました。

「新宿×オノマトペ」のテーマの決定

大枠が決定した日

新宿をテーマにすると決まってから、最も悩んだのは、「どうすれば新宿の魅力を、自分たちらしく伝えられるのか」ということでした。
新宿には、すでにたくさんの観光雑誌や情報サイトがあります。
グルメ、観光スポット、映え写真など調べればすぐに出てくる情報があふれている中で、ただ情報をまとめるだけでは、自分たちが雑誌を作る意味が薄くなってしまう気がしていました。
だからこそ私たちは、「新宿を説明するのではなく、感じてもらう雑誌にしたい」と考えるようになりました。
オノマトペなら、景色だけでは伝わらない新宿の温度感や空気まで表現できるのではないか。
読者も、自分たちが実際に街を歩いているような感覚になれるのではないか。
そう考えたことで、「新宿×オノマトペ」という『シンジュクマトペ』のコンセプトが少しずつ形になっていきました。

新宿区の様々な場所へ取材

「新宿×オノマトペ」という方向性が決まってから、取材先へのアポイント取りをはじめ、企画書の制作や取材など、多くの工程が待っていました。

実際に街を歩いてみると、新宿は目に見える景色だけではなく、音や空気感、人の流れによって印象が大きく変わる街でした。同じ新宿なのに、歩く場所によって全く違う表情があり、その感覚をどう誌面に落とし込むのか、何度も悩みました。
取材の帰り道や会議終わり、反省会を含めたそれぞれのテーマの方向性の話を繰り返していました。

取材の様子

また、新宿区の区長や商店街振興組合の方々にも取材をさせていただきました。
普段なかなかお話を伺う機会のない立場の方々から、地域への想いや実際の課題について直接お聞きすることができ、とても貴重な経験になりました。

区長にインタビュー中

最初はかなり緊張していましたが、実際にお話を伺うととても気さくに接してくださり、地域のことやまちづくりについて、さまざまなお話を聞くことができました。
取材という貴重な経験ができただけでなく、自分たち自身も楽しみながら学ぶことができ、とても印象に残っています。

区長とアトムポーズ

取材や撮影では、実際にその場所へ足を運ぶことで、ネットや写真だけでは分からない新宿の空気感にたくさん触れることができました。
取材先の方々のお話を聞く中で、それぞれが新宿という街に対して強い思いや愛着を持っていることも感じました。
撮影では、「この場所の空気をどう切り取るか」を考えながらシャッターを切っていました。
誌面に載せる一枚だからこそ、ただ綺麗な写真ではなく、「その場で感じた雰囲気」まで伝わる写真にしたいという思いがありました。

秋プロジェクトを振りかえって

制作期間中は、楽しいことばかりではありませんでした。
締切に追われて焦った日もあれば、思うように進まず空気が重くなる日もありました。
誌面の修正を何度も繰り返し、「本当に完成するのだろうか」と不安になることもありました。
それでも、みんなが取材に行き、みんなが文章を書き、みんなで校閲をして、みんながデザインを整える。
一人では絶対に完成できなかったからこそ、この雑誌にはゼミ生それぞれの時間や思いが詰まっているのだと思います。

印刷して細かくチェック

完成した冊子を初めて手にした時、紙の重みと一緒に、この半年間の記憶が一気によみがえりました。企画が何も決まっていなかった夏。夜遅くまで続いた会議。取材で歩き回った新宿の街。締切直前まで続いた修正作業。その全部が、ようやく一冊になった気がしました。
『シンジュクマトペ』は、ただの地域情報誌ではなく、私たちが半年間かけて悩み、考え、走り続けた記録でもあります。ページをめくるたびに、あの時の空気や会話まで思い出せるような、そんな一冊になりました。

開封式の様子

今回の『シンジュクマトペ』制作では、多くの方々にご協力をいただいたからこそ、この一冊を完成させることができました。お忙しい中、取材や撮影にご協力いただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。
実際に街を歩き、取材を重ねる中で、私たち自身も新宿に対する見方が大きく変わったように思います。

17期生の感想

ものすごく大変だったけど、ものすごく楽しかったです。
今では、企画テーマ決めの時の話し合いも、アポ取りでみんなが緊張しながら取材先に電話している時も、わくわくしながら行った取材撮影も、雑誌の構成を考えながら一つ一つ丁寧にみんなで相談しながら行った編集作業も、全てが恋しいです。
みんなの努力と信念、そして個性と笑顔でできあがった牛山ゼミ17期生にしか作れない雑誌だと思います。

各々企画を持ってきた時は、どれも面白く、それぞれのこだわりがあったからこそ、どうまとめてみんながこの企画なら取り組みたいというものに着地するか不安はあった。でも徐々に内容を考えていくとそれぞれの企画を混ぜ合わせたり、より良いアイデアが思いついたりと、スケジュールに追われたり大変ではあったけれどとても楽しかったです。

秋プロでは、企画から取材、編集まで幅広く関わり、多くの学びを得ることができました。特に、複数の取材先へのアポイントや取材を短期間のスケジュールの中で並行して進めることが大変だと感じました。また、取材先が多かった分、集めた情報を整理し、それぞれの魅力が伝わる形で原稿に落とし込む難しさも実感しました。しかし、これらの経験は多くの学びにつながり、今後にも活かしていける有意義な経験だったと感じました。

最初はこんなにページ数が多くなるとは思ってもいなかったし、デザインのラフは作業する上で方向性を決めていく重要な作業であることやその冊子の印象を決めるとても責任重大な作業だったと感じました。取材に行くまでにアポやメールのやり取りなど今後社会に出た時に役立つようなこともたくさん学ぶことができてとても貴重で楽しく学ぶことができたと思っています。最後までこの冊子は本当に完成するのだろうかと感じさせるくらい大変な作業が多くて焦ったこともあったけど、みんなのおかげで最後まで完成させることができてよかったし完成した冊子をもらった時の達成感がとてもあって頑張ってよかったなと思いました。

企画からアポ取り、執筆まで全て自分たちでゼロから行う初めての経験で、貴重な経験になったし、みんなで何度も話し合い、大変だったからこそ、冊子が完成した時にやりがいと達成感を感じることができました。協力してくださった方々の思いを形にすることができて、楽しかったです。

企画がどんどん具体的になればなるほどワクワクしていきました。特に、みんなで話して内容が固まっていく中で、それぞれの意見が組み合わさって形になっていく過程がとても楽しかったです。時には、取材が無事全部終われるか、店主の想いを記事にしっかり落とし込めるか不安になることもありました。ですが、先生やみんなが居てくれたからすぐに相談できたり、みんなの進捗状況を見て頑張ろうと思えたりして、仲間の大切さにも気づけた機会にもなりました。全員の力を合わせて完成した傑作を様々な人に届けて、新宿の魅力を再発見していただけるきっかけを与えられたらとても嬉しいです。

これまでのプロジェクトは、先生や企業の方が事前に用意してくださった下地がある中で進めることが多かったのですが、今回は企画段階から自分たちで考え、0から形にしていく初めての経験でした。そのため、最初は何から始めればいいのか、どのように進めれば完成に近づくのかが分からず、難しさを感じました。
しかし、17期のみんなと意見を出し合いながら試行錯誤を重ねる中で、少しずつ企画の方向性が見えてきたり、自分たちが今やるべきことが明確になっていきました。企画を考えるだけでなく、実際に形にして完成させるまでには大変なことも多くありましたが、その分、完成した時には大きな達成感があり、とても感動しました。今回の経験を通して、0から何かを作り上げる難しさと面白さ、そしてチームで協力して一つのものを完成させる喜びを実感することができました。

最初は、それぞれがたくさんの良いアイディアを持っていたため、「本当に一つの形にまとまるのかな」と不安もありました。しかし、話し合いを重ねる中で、みんなのアイディアが少しずつつながり、一つの作品として形になっていく過程がとても嬉しく、ワクワクしていました。
また、取材や記事制作だけでなく、企画の進め方やチームで協力することの大切さなど、さまざまなことを学ぶことができた貴重な経験でした。試行錯誤しながら制作した冊子が完成し、実際に自分たちの手元に届いた時は、大きな達成感と感動を感じました。

最初のテーマ決めから17期の個性が溢れまくった秋プロジェクト。
新宿の魅力とオノマトペのことを四六時中考え、チーム内外問わず困っていればみんなで助け合い、学び合い、成長することのできた期間でした。
貴重な経験をさせていただいた牛山先生と17期のみんな、そしてご協力いただいた取材先の方々に感謝しかないです。ありがとうございました。

企画段階から最後までずっとわくわくして楽しいプロジェクトでした。特に楽しかったのは取材で今まで関心のなかったお店や施設に足を運べたことです。美味しいものを食べたり素敵な景色を見たりとても充実したプロジェクトでした。友達と行けるのもゼミのプロジェクトならではだなぁと思います。振り返ると、取材のスケジュール調整や締め切りに間に合うようにデザインや記事を進めること、学校の閉校時間までの毎週のミーティングなど大変なことも山ほどありましたが、どれもこれも今の私たちには必要なことなので、胸を張ってやり切った!と言えると思います。記事表現やデザインの細部までみんなでこだわって作成しました。多くの人に手に取っていただけたら嬉しいです。今後の即売会への参加など残りの活動にも手を抜かず取り組んでいきたいと思います。

企画段階から完成まで、初めて経験することばかりでとても勉強になりました。
最初は「本当に形になるのかな…?」という不安もありましたが、みんなで話し合ったり、試行錯誤したりしながら少しずつ完成に近づいていくのがすごく楽しかったです。
もちろん、上手くいったことだけじゃなくて、思うように進まなかったことや「もっとこうしておけばよかったな」と思う部分もたくさんありました。でも、その分いろいろ学ぶことができたし、最後まで完成させることができてよかったなと思っています。
今回の経験を通して、制作の大変さだけじゃなくて、みんなで一つのものを作る楽しさも感じることができました。

初めてゼロから制作を行うプロジェクトで、私はリーダーを務めました。正直、ゼミ生全員の意見を一つにまとめるのは本当に大変でした。「どうしたら独自性が出るか」「どこに取材に行くか」といった企画段階から、冊子のデザイン、さらには「雑誌の紙はどんな厚さにするか」という細部まで、全員が強いこだわりを持って、納得いくまで何度も話し合いました。17期生全員の熱量を詰め込んで、半年間かけて作った大作が手元に届いた時は、大きな達成感と一緒に「みんなで諦めずに形にできて本当によかった」と感動しました。貴重な経験をありがとうございました。

この冊子を通して、読んだ方にも新宿の新たな魅力や空気感を感じてもらえたら嬉しいです。そして、この半年間で得た経験や学びを、今後の活動や卒業研究にも活かしていきたいと思います。

そして、この『シンジュクマトペ』をより多くの方に届けたいという思いから、7月11日に浅草で開催予定のZINEフェスへの出展も予定しています。詳しい内容は、今後の牛山ゼミ17期生公式Instagramをぜひチェックしてください。
また、牛山ゼミ17期生公式Instagramでは、誌面だけでは伝えきれない魅力や取材の裏側なども発信しています。電子版の配布も行っておりますので、ぜひ『シンジュクマトペ』をご覧いただけたら嬉しいです。

電子版(無料)↓
https://shinjukumatope.booth.pm/items/8195435

牛山ゼミ17期生公式Instagram↓
https://www.instagram.com/cowmt17

メディアを学ぶ。社会とつながる。
目白大学メディア学部社会連携プログラム