ACジャパン広告学生賞とは、若い世代が広告制作を通して公共広告への理解を深め、公への意識を育むことを目的に行われているコンペです。

石川ゼミの活動では、2、3年生が新聞広告部門、テレビCM部門への応募に向けて、作品制作に取り組んできました。その結果、3年生から2チームがテレビCM部門でそれぞれ審査員特別賞、優秀賞を受賞。2年生からは新聞広告部門1チームが奨励賞を受賞しました。

*学年は2023年3月時点


大竹志穂さんと内藤汐海さんと滝口丈瑠さんのテレビCM作品「声のロッカー」は、審査員特別賞を受賞しました。この作品は「災害用伝言ダイヤル171」がテーマになっています。近年災害が増えている中、緊急時でも大切な人に自分の声を届ける方法があるということを多くの人に知ってもらいたいという気持ちを込め制作しました。


髙原空良さんと澁田真帆花さんと田辺つばささんのテレビCM作品「『普通』って何ですか?」は、優秀賞を受賞しました。この作品は「価値観」がテーマになっています。人それぞれの見方や感じ方があっていいのでは?まわりの「普通」に合わせる必要はないのでは?普段から疑問に感じていることをメッセージに込めて作りました。


岸本航成さんと中居果穏さんの新聞広告作品「男に生まれてよかったと思っていませんか。」は、奨励賞を受賞しました。この作品は「男女格差」がテーマになっています。女性専用車両などの女性を対象とした様々なサービスが存在しますが、社会的な女性の地位はまだまだ低いのが現状です。そんな女性の抱える問題を男性と対比して見せることで、社会に残る男女格差の課題を広く認知してほしいという思いが込められています。

学生たちは、社会問題に対して様々な視点から深く考え、テーマに沿った内容を形にしてきました。「当たり前になっているけどそれってどうなの?」や「知られていないけど知っておいたほうがいい」などのメッセージを伝えるため、各グループで時間をかけ制作にあたりました。今後も、社会問題に関心を持ち続け、心に残るような作品作りに励んでいきます。(取材・文 石川ゼミ3年広報部)

*今回の受賞作品はこちらから→https://www.ad-c.or.jp/campaign/cm/recruit.html