10月11日(火)に、牛山ゼミ2、3年生が、数多くのドラマや映画などのロケ地となっているホテルスプリングス幕張を見学しました。
今回の記事は、メディア学科2年の河原彩那さんが執筆しました。

ドラマや映画のロケ地で有名なホテルを見学

牛山ゼミ2年秋期のプロジェクトとして、ホテルスプリングス幕張のロケ地を活用した更なる活性化案を企画提案することを目的として、10月11日にホテルを見学しました。ホテルスプリングス幕張はこれまで数多くのドラマや映画、MVのロケ地となっており、実際に見学させていただくということで、学生からは喜びの声が上がっていました。

ホテルスプリングス幕張の外観

ホテル館内のロケで使用された宴会場を見学

ロケ地活用の経緯や想い

今回、総支配人と広報担当の方がホテル内を案内してくださいました。普段見学できない所を含む館内の多くの場所を見学し、その後、私たちからの質問を交えて、ホテルロケ地として使用されることになった経緯やホテル側の想いについてお話をお聞きしました。

新館ロビーでホテル担当者からお話を聞く学生たち

学生からの質問では、「ロケ地活用について、メディアへのアプローチをどのようにしてきたのか」というものが出ました。メディアを学ぶ身として、現場のお話しを聞く機会があまり無いため興味深い質問でした。実際、ロケ地活用を始めた当初はすべてが手探りだったそうです。しかし、ホテルスプリングス幕張はこの2年のうちに90件ものロケ地として使われてきました。そこには、メディアへのアプローチだけでなく、従業員によるおもてなしの心を大切にしているとおっしゃっていました。冷えたロケ弁を温めてもらうために電子レンジを控え室に置くことや、お客様もロケ隊も平等に扱う姿勢などが評価され、同じ監督から8回ものリピートにつながったり、ホテルの取り組みがクチコミで拡がったことで結果に繋がったのではないかとおっしゃっていました。自らの発信とおもてなしの心そのものが、メディアアプローチの鍵となることを学ばせていただきました。

メインバーヴィオレ(現在は休止中)で質疑応答タイム

また、最初は支配人と広報担当の方と2人だけでこの取り組みを始めたと聞き、お2人の心意気を感じました。この取り組みが次第に周りにも伝わっていき、ロケに対する対応方法が徐々に日常的になっていったとのことです。現在では、お客様に聞かれたことに対し、全従業員が答えられるようになり、従業員の側から訪れた方に「写真撮りましょうか」とお声がけするなど今では積極的にロケの取り組みに参加しているとおっしゃっていました。

最後に、金田総支配人から、私たち学生に「将来何になりたいのか」という質問がありました。多くのゼミ生がメディア学部で学んだことを活かして情報発信をして社会貢献できる職業に就きたいと答えていました。メディアとホテル業界は一見関係ないように思えますが、社会に貢献するという意味では、密接に関わり合っていると感じました。

今回見学させていただき、ホテルスプリングス幕張がミッションステートメントとして掲げている『つどう』、サービスとして『一言・事プラス』を全従業員が実行できているからこそ、ロケ地の取り組みが結果に結びついていると実感しました。ホテルスプリングス幕張のさらなる活性化に繋がるよう、これからの1ヶ月、プロジェクトに取り組んでいきたいと思います。