11月21日(日)にYouth Enterprise Trade Fair 2021 (ユースエンタープライズ・トレードフェア)に、原克彦クラスに所属するメディア学科の学生9名が参加し、学習ゲームの提案を行いました。

メディア学科の原クラス3年生がYouth Enterprise Trade Fairに15回目の参加

11月21日(日)にYouth Enterprise Trade Fair 2021 (ユースエンタープライズ・トレードフェア)に、原克彦クラスに所属するメディア学科の学生9名が、教育ゲームを提供する仮想会社「めじろーむ」で開発した学習ゲームを提案しました。
プログラム経験者は2名だけという無謀な挑戦でしたが、一から開発するというプロジェクトを立ち上げて参加しました。
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Youth Enterprise Trade Fairの開催は今年で21回目を迎え、原クラスは14回参加しています。このフェアは、起業に向けたアントレプレナーシップ(起業家的行動能力)を発揮できる若者を育成することを主な目的としています。今年は、小学生から大学生まで31チームが参加しました。
プロジェクト一覧

各チームは、開発した商品やサービスをそれぞれの学内に設営した店舗で展示し、プレゼンテーションと質疑をオンラインで実施しました。これらを通して、起業事業の目的や事業内容、広報戦略、出資計画をはじめ、社会貢献度、地域との連携、ホームページ内容、プレゼンテーションなどが審査員によって総合的に評価される大会です。
原クラスでは、昨年度から小学校の児童が利用できるようになった一人1台のパソコンやタブレットPCの利用に焦点を当てました。そこで、学校や自宅で利用できる学習ゲームを企画し、ゲームストーリー、キャラクターや背景のデザイン、効果音やBGMの作曲などを分担し、できる限りオリジナルのゲーム開発を進めました。SNSやzoomなどのツールを活用し、協働的にコンテンツ開発を行い、山積する問題の解決に取り組みました。

RPG型ゲーム「知恵と勇気と魔法の旅」への入り口

漢字や計算の問題を解きながら数種類の敵と戦う

正解するまで繰り出される問題

魔王は強敵だ!手強い問題が多いぞ。

参加した学生の感想
  • Fさん
    今回のトレードフェアにおいて私はキャラクターデザインを担当しましたが、一からキャラクターを生み出すというのはこれまで既存のものを趣味で描いてきた私にとって非常に新鮮で意味のある体験でした。
    また、自身の仕事だけではなくグループとして制作を進行していたことで集団での仕事も体験できました。さらに、情報共有や作業分担など複数人で一つの物を制作する能力を養うことができました。
  • Nさん
    今回のトレードフェアに参加した事によって、社会に出ていく自分にとって良い経験を積むことができた内容でした。
    大会に参加するにあたってのクラス活動が、準備段階での行動やゲームの開発、制作物の広報や宣伝の方法など、会社で行う業務に似た経験となり、非常に価値のある経験だったと言えます。
    また、一つの作品にこれほど時間をかけて制作した事がなかったので、チーム全体で情報交換をしながら丁寧に作業を進めていった事が終わった時の達成感に繋がりました。
  • Hさん
    計画からプレゼンまで、作業は苦難の連続でした。チームメイト間でうまく連携が取れなかったり、大会事務局から次々と来る情報に驚いたりなど、チームの代表者として悩むことが多くありました。
    しかし、そのような状況だからこそ、自分はどのように対処して判断すべきかを考える時間が多くありました。その中で、苦難や情報に踊らされるだけではいけないと強く思いました。焦ることがあっても、きちんとこれからどうするか決めていくことの重要さに気づくことができました。
    以上のことから、「物事を冷静に対処することの大切さ」を学びました。この経験を今後活かせるように精進したいです。

現在、トレードフェアでの審査員からいただいた様々なご意見などを踏まえ、新しいゲームストーリーの開発とコンテンツの充実を進めています。
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