2025年11月23日(土)、東京ビッグサイトで開催された「文学フリマ東京41」において、メディア学部メディア学科の加藤賢ゼミ3年生、および三上義一ゼミ3年生の有志が、自ら取材・制作した冊子をそれぞれ出店・販売しました。本企画はメディア実践型の取り組みとして実施されたもので、学生たちは企画立案から取材、執筆、編集、デザイン、当日の販売運営までを一貫して担当しました。

加藤賢ゼミ生は「童心を思い出そう」をテーマに、駄菓子の歴史や最先端の駄菓子屋、アレンジレシピといった複数の視点を盛り込んだZINE作品『駄菓子大全』を完成させました。テーマ設定や誌面構成においては学生同士で議論を重ね、チームワークを活かして幅広い取材や資料収集を行いました。当日は5時間で280部を完売するなど、多くの来場者の関心を集めました。学生たちはゼミ生全員がブースに立ち、来場者に対して自ら作品の意図や見どころを説明しながら販売を行い、対面で「つくり手として伝える」経験を積みました。

あわせて、三上義一ゼミの学生有志による自主制作冊子の販売も同日別ブースにて実施されました。三上ゼミ作品『Uni-Vibes』は、目白大学の大学生活をテーマに学生自身が取材を行い、構成・編集を行った冊子で、大学の日常を学生の視点から捉えた内容となっています。当日の運営や撤収作業においては、加藤ゼミ生と三上ゼミ生が協力する場面も見られ、ゼミを越えた連携によってイベント参加を円滑に進めることができました。

さらに本取り組みの成果として、国内最大級の雑誌専門図書館である大宅壮一文庫(東京都世田谷区)様のご厚意により、『駄菓子大全』および『Uni-Vibes』の2冊が同文庫の資料として所蔵されることとなりました。今後は、他の所蔵雑誌と同様にOPACでの検索が可能となり、来館者による閲覧・利用が可能となる予定です。学生が制作した冊子が、雑誌文化・大衆文化の記録として公的に保存・公開されることは、学外発信の成果が社会的に評価された一例といえます。
今回の文学フリマへの出店は、学生が学内での学びを社会に向けて発信し、企画・編集・表現・対話を実践的に体験する貴重な機会となりました。今後も目白大学メディア学部メディア学科では、学生の主体的な制作活動や学外発信を積極的に支援していきます。

学生のふりかえりコメント
私たちの制作の軸は『駄菓子大全』を読んだ人に童心を思い出してもらうことでした。それぞれが思う駄菓子の良さを伝えるにはどうすれば良いか話し合い、たくさんの企画案から厳選されたものが本冊子の面白いトピックたちです。冊子販売の際、お客さんの駄菓子にまつわる思い出話を聞くことができ、読んだ人に懐かしさを与えられるような一冊を作れたのではないかと思い嬉しくなりました。(加藤ゼミ3年)
私は、作成ソフトである InDesign に初めて触れました。最初は文字の入力方法すら分からず苦戦しましたが、試行錯誤を重ねながらレイアウトやデザインのブラッシュアップを繰り返し、最終的には納得のいく形で完成させることができました。加藤ゼミ12人の中でも、私と同じように未経験からスタートしたメンバーが約半数を占めていましたが、フィールドワークや調べ学習を積極的に行い、全員で協力しながら制作を進めました。その結果、12人それぞれの視点が反映された、満足のいく作品を完成させることができたと感じています。当日の文学フリマでは、用意していた冊子をすべて完売することができ、実際に手に取ってくださった方々に私たちの想いを直接届けられたことが非常に嬉しかったです。この経験は今後の活動や学びに必ず活かしていきたいと思います。(加藤ゼミ3年)
『Uni Vibes』は今を生きる大学生をテーマに、大学生ならではの悩みや本音、共感できるあれやこれを各々の視点から描き出した雑誌となっています。三上ゼミは参加人数が少ない中、全員で協力して無事にイベントを終えることができました。文学フリマへの参加ももちろんですが、一丸となって何かを成し遂げられたことがとても嬉しかったです!この貴重な経験を糧に、今後も様々なことに挑戦していきたいです。(三上ゼミ3年)