ADK訪問について
8月22日に訪問した株式会社ADKホールディングスは、日本を代表する広告会社です。ADKグループ主要4社を通じて広告やデジタルマーケティング、コンテンツ制作など多様なコミュニケーションサービスを提供しています。
今回の訪問では、ワカスタ藤本耕平さんと若手社員(山田風馬さん、那須遥さん、外山藍夏さん)から、同社の広告業界における役割やデジタルマーケティングの最新動向について伺い、大変貴重な学びを得ました。また、社内見学では、クリエイティブな働き方を垣間見ることができ、広告業界とADKの強みを実感しました。
事前学習
今回私たちは株式会社ADKホールディングスについて「社会・文化」「産業・消費」「情報・技術」の視点から事前学習を行いました。
<社会・文化視点>
・中学・高校生を対象にした教育活動:中高生を対象に、広告業務の理解促進に加え、広告会社の強みである「発想すること」「発信すること」を体験してもらえるプログラムを提供している。
・新しい才能を紹介し、応援する『アートギャラリー』:本社エントランスにアート作品の展示や、社員向けのアート作品レンタル施策を行っている。これらを通じてアート作品が社員や来訪者にアイデア創出のヒントを与え、次世代を担うアーティスト活動を支援している。
<産業・消費視点>
・コラム「ポストコロナのマーケティングと広告」:ADKマーケティング・ソリューションズのウェブサイトにコロナ禍を経て変貌する社会を「ポストコロナ時代」と捉え、広告やマーケティングの現状や今後の課題について、コラムを掲載し、これまで20の記事が公開されている。
・YouTubeで高い成果をあげた動画広告を表彰する「YouTube Works Awards」で、株式会社ADKホールディングスが制作に携わった作品がBest Sales Lift部門の部門賞を受賞、また3作品がファイナリストに選出された。
<情報・技術視点>
・FMラジオ放局 TOKYO FMと共に「続きが聴きたくなる」新しい体験価値を提供するブランデッドオーディオコンテンツ「劇団松屋」を制作し、「来店意向・喫食意向」の行動喚起を実証した。
・関西テレビ放送株式会社と共同で、理系女性応援番組『天才女子観察バラエティ 没頭ガール』を立ち上げ、女子学生が理工系分野に興味を持ち、将来的に理工系進路を選択するなど、新しいチャレンジができるよう支援している。
これら3つの視点から事前学習を行い、理解を深めた後、座談会で自分たちが気になった点を質問しました。
座談会
座談会では以下の様な質疑応答を行いました。
Q.企画立案が行き詰まった際の対処法について
A.一つのものにこだわるのではなく、視点を変えたり、散歩などのリフレッシュをする。
A.第三者(外部の人)にも意見を聞き、客観的な視点やフラットな意見をもらう
Q. 育成制度(OJT 制度・縦の関係・業務の相談)について
A.4・5月に研修を行い、6月に配属されたのちに、入社7年目程の先輩につき、業務に取り組む。
A.メンター制度により、斜めの関係を作り、人生相談なども気軽に行える環境が整っている。
Q.コンテストの企画立案と実務での視点の違いについて
A.コンテストはアイデアの新規性が重要であり、目新しさがないと評価されない。一方で、実務ではビジネスの価値を上げることが求められ、実際に売上につながるアイデアが重要。
A.顧客と永続的な関係を構築するために、顧客が期待しているもの、求めているものを察知することが重要となる。
Q.広告業界でしか得られないやりがいについて
A.不特定多数の人に影響を与えることができること。
A.異なる業界のクライアントに関わり、優秀な人と仕事ができること。
A.自分の趣味や好きを活かして、それが仕事につながること。
他にも多くの質問に対して、的確に回答をいただきました。
学生の感想
企業理解に加え、企画を進める際の思考法や、社員の方が実践していることについても詳しく聞くことができました。これらの学びを、今後のゼミや就職活動に活かします。
業界理解が深まったのはもちろん、就職活動や就職してからの仕事について参考になる話を聞くことができた。改めて自分が就職してからのビジョンを意識するようになりました。
広告業界や働き方について、実際に働いている方から話を伺い、貴重な経験になるとともに、働くことへのモチベーションが向上しました。ありがとうございました。
まとめ
株式会社ADKホールディングスを訪問し、広告に対する考え方や業界、就職活動についてなど、多岐にわたり詳しいお話を伺うことができました。今回学んだことを今後のゼミ活動や就職活動に活かし、有意義な経験にしていきます。