石川ゼミの2年生が11月末に、汐留のアドミュージアム東京を見学してきました。

 アドミュージアム東京は国内唯一の広告の博物館で、江戸時代から現代に至るまで、日本の広告の歴史や動向について学べる資料が33万点以上展示されています。ここの資料を通じて企業や商品のアピールにとどまらない、広告コミュニケーションの社会的・文化的価値への理解を深めることができました。

 はじめに解説員の方のお話を聞きながら、日本の歴史を代表する広告の展示を鑑賞しました。

 続いて映像を通した近代メディアの広告の解説では、今の身近な広告に繋がる広告の表現や社会背景を学びました。昭和から平成・令和にかけての広告の移り変わりを実際に見たことで、制作上のターゲット設定やポイントを抑えることの重要性を改めて認識することができました。

 解説終了後には、ゼミのメンバー一人ひとりが自由に展示ブースを見学しました。展示ブースの中心にある「デジタルテーブル」では、1950年代~現在までのテレビCM、ポスターなどを自由にタッチして閲覧することができ、懐かしのCMなどを鑑賞して楽しみました。

 アドミュージアム東京の見学を通して、もともと広告がどういうものだったのかを学ぶ機会を得られたことは、今後の私たちのゼミ活動において大きな価値になると感じました。見学した学生からは「小中高の歴史の授業で学んだこととこの場所での学びがリンクすることに面白さを感じた」という声もあがりました。

 この経験を糧に、石川ゼミはこれからも企業や社会の課題解決につながるアイデア作りに挑戦していきます。

(文・石川ゼミ2年広報部)