2021年4月23日(土)、牛山佳菜代ゼミ3年生が、企業経営者と大学生との交流イベント「ジョブフェスオンライン DXゼミ拡大版!」に参加しました。
今回の記事はメディア学科3年の鈴木遼世さんが執筆しました。
イベントの概要
このイベントは、福岡県に本社を置く株式会社カウテレビジョンが主催したもので、「多様な企業、多様な社長、多様な働き方」をコンセプトに、複数の企業経営者と学生で直接ディスカッションを行い、直接相談ができるというものです。
今回は、株式会社千鳥饅頭総本舗、和久田建設株式会社、株式会社グリーンクロス、株式
会社朝日酸素商会、ナカノ株式会社、増田石油株式会社、レイコージャパン株式会社、和新工業株式会社、株式会社カウテレビジョンの9社の経営者の方々と、目白大学を含め7つの大学のゼミが参加しました。
イベントの内容
初めに、企業の方の自己紹介と企業概要の説明、そして経営者、先生、学生それぞれにZoomのアンケート機能を使った選択式の質問に答えていただき、その場で結果を確認するというアイスブレイクが行われました。経営者への質問で、「オンライン面接において、学生の服装は気にしますか?」という質問への回答で「関係ない」と回答した企業が7割だったことに驚きました。
次に、それぞれの企業が行っている、前向きな取り組みについての話を聞きました。
どの企業も新型コロナウイルスや時代の変化に合わせて、新しい取り組みを行っていました。朝日酸素商会の杉谷知範専務からは、働いた年数を問わず、新入社員でも会社で取り組みたいことを提案できる機会を設けているという話がありました。他にも多くの前向きな取り組みについてのお話をお伺いし、これから就職を控えている学生として参考にしたい情報がたくさんありました。私自身、就職して一年目からしっかりと働くことができるのか不安に感じていたので、朝日酸素商会の取り組みはとても魅力的に感じました。
その後、3グループに分かれ、各企業の社長の方々に質問する機会がありました。
それぞれのグループは複数の他大学の学生がいて、経営者の方へ多くの質問が投げかけられました。牛山ゼミの学生も積極的に質問をしていました。また、他大学の学生からも鋭い質問や自分にはない発想の質問があり、普段交流することができない学生同士、得られることが多くありました。特に印象に残ったのは、「人生で影響を受けた人物、または言葉は何ですか?」という質問に対して、カウテレビジョンの高橋社長の回答でした。報道記者時代、9.11テロで旦那様を亡くした奥様に取材をしたことがあり、奥様から、「今死んでも後悔しないと言える?」と聞かれたそうです。高橋社長は即答することができず、それがきっかけで起業することを決めたとおっしゃられていました。私はこの話を聞き、これからの人生の選択を後悔しないほうに進もうと強く思いました。
社長の方々には、どの質問にも丁寧に答えていただき、普段お聞きすることができない貴重なお話や学生が社会に出る前に不安に感じていることの相談にも乗っていただき、とても貴重な時間を過ごすことができました。
振り返り
最後は、全体で振り返りを行いました。各経営者の皆様と大学の先生方から、感想と学生に向けてのメッセージを頂きました。九州産業大学の聞間先生は、学生から企業経営者に質問をしているときに、「自分ならこう回答する」ということを考えて聞いていたと仰っていました。今後は、私も他人の話を何となく聞いているだけではなく、自分ならどうするかということを考えて、実際に出た回答と自分の回答の違いを比べて、理解を深めようと思いました。このイベントを通して学んだことを今後の活動で活かして励んでいきます。
今回のイベントにご参加いただいた企業経営者の皆様、イベントを企画してくださった株式会社カウテレビジョン様、お忙しい中、本当にありがとうございました。