メディア学科2年生が2021年11月から2022年3月まで、一般社団法人新宿観光振興協会(以下、協会)の課題である「新宿の魅力を若者に伝える」ために、様々なメディアの活用を提案する社会連携プログラム「mediaction(メディアクション)」を実施しました。
mediactionには、昨年11月にプロジェクトの公募を行い27名の学生が参加しました。12月にオリエンテーションと「新宿ブレーンストーミング」を行い、新宿への理解を深めた後に、各チームが独自にアンケートやフィールドワークを実施し、コアアイデアをまとめていきました。2月中間発表会のプレゼンテーションでは、協会とアドバイザーのたしざんからのフィードバックとグループワークを行い、アイデアをブラッシュアップしました。
3月1日最終発表会では、若者向けのInstagramの投稿・運用企画と協会キャラクター「じゅく丸」の新デザイン活用企画、そして、新宿観光の魅力をゲーム実況で伝える動画制作を提案しました。
ここで、各チームの発表を簡単に紹介します。
Instagram企画提案チーム
・ゴジラチーム
- ゴジラチームは若者アンケートを行った結果、Instagram利用者の多くが、投稿よりも閲覧をメインにしていることを確認しました。加えて、若者に新宿区の地理が理解されていないことに注目し、協会キャラクター「じゅく丸」を利用して、新宿5エリアを判別する仕組みを提案しました。
チームメンバー:岩城正姫(牛山ゼミ)/香西知樹(吉田ゼミ)/石川友香・鎌倉彩由佳・西村優衣花(勝野ゼミ)
・鷲谷ゼミチーム
- 鷲谷ゼミチームは、新宿区のフィールドワークを行った結果、「新宿区は多様性に溢れる一つの国である」をコアアイデアとしました。Instagramの様々なツールを利用したPRを提案しました。
チームメンバー:昆野一葉/清水瑚奈/玉野梨花/永野麗華/細谷栞那
じゅく丸キャラクター提案チーム
・塩野弘晶(安楽ゼミ)
- じゅく丸のキャラクターは「親しみやすさ」を重要視しました。キャラ案はなんと「ゆめくい、コアリクイのコンビ」案。
ゆめくい:テキトー残念系+睡眠大好き
コアリクイ:しっかり者系(ゆめくいとは対照的な性格に)
・岡本国也(平山ゼミ)
- ダルメシアンをモデルに耳に欅の葉を持ち、東京都庁の形をしたシルクハットをかぶっている。
・須田深月(溝尻ゼミ)
- 1歳の柴犬で、「新宿の案内犬」というコンセプト。首には区の花つつじの色のバンダナを身に付けている。
・那口和揮(安楽ゼミ)
- 新宿観光振興協会をイメージしてじゅく丸をデザイン。外国の方にもわかりやすいビジュアルを目指した。
・山田凛太郎(勝野ゼミ)
- 「案内犬」や独特なデザインを活かしたロゴマークを提案。新宿区のエリアごとに首輪の色が変わることでSNS企画やコラボ商品にも対応できる設定になっている。
平山ゼミチーム
平山ゼミは3チームに分かれてじゅく丸を主人公としたゲームを作成し、ゲーム実況動画として公開することを提案しました。7月のリリースが楽しみです。
チームメンバー:及川萌夏/岡本国也/菊池琢斗/工藤果子/篠田さくら/関塚涼真/高木理羽/土肥晃大/望月結衣藍
一般社団法人新宿観光振興協会事務局長 髙橋美香さん
課題を的確に受け止め、興味をもって掘り下げ、企画に活かす力に感動しました。みなさんのフレッシュな感性に刺激を受け、私自身の糧にもなりました。何より「新宿のことを好きになった」「新宿のことをもっと知りたい」というみなさんの声を聴くことができ嬉しく思います。貴重な機会をありがとうございました。
株式会社たしざん代表取締役 森迫尚哉さん
回を重ねるごとに増す熱気、数多の独創的なアイデア。そして最後のプレゼンテーションは、想像のはるか上をいく素晴らしいものでした。いまメディアやクリエイティブの現場では、SNS運営は必要不可欠なスキルになっています。その修練の場を在学中に実社会で持てるというのは、一気に成長できる貴重な機会になったと思います。新宿観光振興協会Instagram、今から楽しみでなりません。
一般社団法人新宿観光振興協会
https://www.kanko-shinjuku.jp/
株式会社たしざん
https://www.tashizan.jp/
(事務局:3年 江原秀香/日種健人)
「メディアを学ぶ。社会とつながる。」
目白大学メディア学部社会連携プログラム