11月3日(水)に、勝野クラスが広告制作会社の株式会社たしざんとプロモーション企画のワークショップを行いました。
このワークショップでは勝野クラスの学生が2チームに別れ、実在する商品やサービスをピックアップし様々なメディアを活用したプロモーション案を作成しました。

勝野クラスが広告制作会社の株式会社たしざんとプロモーション企画のワークショップを行いました。

11月3日に、勝野ゼミが広告制作会社の株式会社たしざんと連携したワークショップを行いました。それに先立ち10月13日には、株式会社たしざんの森迫さんより、メディアを利用したプロモーション企画の作り方と最新の事例のレクチャーを受けました。このレクチャーはzoomを用いてオンラインで開催しました。 11月3日のゼミは対面で実施し、たしざんのお二人に目白大学までお越しいただきました。
※今回連携したワークショップの講師の方は、株式会社たしざんの森迫尚哉さんと榑林万里子さんです。株式会社たしざんは、情報の信頼性とアフターリーチを設計する広告制作を専門に行っています。

今回のワークショップは、プロモーションがどのように作られているか、実際に企画作りのプロセスを体験して学ぶことを狙いとしました。
当日は5人1組の2チームで、実在する商品やサービスをピックアップし、様々なメディアを活用したプロモーション案を作成しました。その際には、森迫さんと榑林さんのサポートの元、アイデアを出しあいました。そして、プロモーション案をパワーポイントにまとめ上げ、チーム発表を行いました。

プロモーション案の作成に当たっては、闇雲に意見を出すのではなく、メインとなるコアアイディアの決定、競合となる商品との違いを比較表(ベンチマーク)にまとめるなどの基本的な作成プロセスに基づきアイデアをまとめて行きました。また、実際にプロモーションを提案することをイメージして、顧客の印象に残りやすい資料のまとめ方なども学びました。グループワークではホワイトボードを用いたり、模造紙を使用したりと、チームによって話し合いの形に違いがありました。どの方法にもメリットがあり、それぞれのチームにあった方法で議論が進みました。
※コアアイデア … プロモーションの核となるアイデアのこと

ここで、2チームのプロモーション案を簡単に紹介します。

Aチーム商材:ポッキー(江崎グリコ)
  • 11/11(ポッキーの日)に50代の売り上げが少ないということに着目
  • コアアイデア「昭和レトロ」
  • パッケージは発売当時のものを使用
  • 50代世代ということで、CMには松田聖子さんを起用
  • TwitterやYahooの広告を11/11に向けてジャック

Aチームのプロモーション案

グループワークの様子

Bチーム商材:スナックサンド(フジパン)
  • 競合相手であるランチパックより売り上げが少ないことに着目
  • コアアイデア「eスポーツ大会の主催」
  • キャッチコピー「片手で素早く完全食」
  • ネット、ゲーム業界を中心にアピール
  • 大会後はAmazonで限定商品の販売

Bチームのプロモーション案

グループワークの様子

ご協力いただいたお二人のコメントを紹介します。

    みなさんのクリエイティブなアイディアで、非常に刺激的なワークショップになったと思います。素直にとても楽しかったです。ありがとうございました。
    アイディアやプロモーションプランを練っていると、袋小路に入ることもあると思います。その時は、『課題』『ターゲット層』『ゴール』等の前提とにらめっこして、今のプランがふさわしいか改めて考えてみてください。『問題を正しく理解する』ことで、道が拓けてくると思います。
    株式会社たしざん 森迫
    我々の指摘を真っすぐに受け止め、企画に活かす柔軟性に感動しました。人の意見を受け止められる人は必ず成長します。その素直さを手放さず、これからも色々なことに挑戦し続けてください。
    学生の内は、やり直しが何度でも利きますし、失敗も許されます。照れや恐れを捨て、何事にも前向きにトライし、皆さんの能力の裏付けを培う学生時代にしてください。
    自分では思いつかない新鮮で自由なアイディアや、皆さんのひたむきな姿勢に背筋が伸びる思いでした。貴重な機会をありがとうございました。
    株式会社たしざん 榑林

最後に、今回のワークショップを行ったゼミ生の感想を紹介します。

参加した学生の感想
  • グループワークを行う際に、「“なんか・・・”や“・・・とか”などのあいまいな言葉を使っていると、話し合いの質が落ちてしまう」というたしざん榑林さんの話が響いた。今後話し合いの時には、言葉遣いに留意する必要があると感じた。
  • たしざんの森迫さんがAチームでディスカッションをしている際、ディスカッションに参加しながらも、Aチームで決まったプロモーション案を簡潔にパワーポイントにまとめていて、私たちもその技術を身に付ける努力をしていきたいと思った。

今回のワークショップで学んだことを生かして、これからの活動も精進していきたいと思います。
株式会社たしざんの森迫尚哉さん、榑林万里子さん、お忙しい中ありがとうございました。

株式会社たしざんウェブサイト
https://www.tashizan.jp
勝野ゼミ Twitterアカウント
https://twitter.com/mjr_KatsunoZemi

(担当:鎌倉彩由佳)