石川クラスの3年生が、7月末、汐留のアドミュージアム東京を見学してきました。アドミュージアム東京は国内唯一の広告の博物館。江戸時代から現代までの広告の歴史が学べるとともに、企画展示では世界の広告クリエイティブ作品の動向が見られます。
今年はコロナ禍のため、事前にオンラインで学芸員の方からの解説を受講。2日後に現地で各自自由に展示物を見てまわり、最後に質疑の時間を設けていただきました。
江戸時代の展示スペースでは、当時の看板や錦絵、双六などの史料を実物サイズで体感。町民たちが商売繁盛のために使った「あの手この手」に、マーケティング、SNS、ゲームアプリなど今日の広告のルーツがあったことを学びました。
明治・大正・昭和の展示スペースでは、その時代を彩ったポスターや新聞広告などをリアルサイズで鑑賞。広告が社会と人間を映す鏡であることを実感しました。
また、時代を超えて見る人の心を動かしてきたCMを「4つのきもち」で分け展示した試聴ブースや2000点以上の広告作品を閲覧できるデジタルコレクションテーブルで、思い思いに好きな広告の世界に浸りました。
「広告は現代のものだと思っていたが、江戸時代から現在の広告手法が使われていたことに驚いた」「広告というのはただ商品を宣伝するだけのものではないことが理解できた」「心を動かす広告というのは今も昔も変わらず、人々に寄り添って共感できる広告だと気づくことができた」とは学生たちの声。広告の面白さと奥深さをあらためて感じる一日となったはずです。