2024年10月22日(火)、牛山ゼミに所属するメディア学科の3・4年生20名が、株式会社アイ・エヌ情報センターの担当者の方から、eolデータベース(企業財務分析データベース)を用いた企業・業界の調べ方を学びました。
eolとは、国内株式公開企業の「有価証券報告書」(最大1961年から)を中心とした企業情報が取得でき、財務情報に加えて、「経営方針」や「事業のリスク」といった定性的な情報も取得できる総合的データベースです。目白大学図書館に導入されており、本学の学生は誰でも使うことができます。
今回の記事は、メディア学科3年の坪内三咲さんと原汐音さんが執筆しました。
有価証券報告書とは
そもそも有価証券報告書とはどういったものなのか。はじめに概要やポイントなどの説明を受けました。
有価証券報告書とは、金融商品取引法第24条で規定されている、上場企業等のある一定の基準を満たした企業が年1回、財務局・金融庁を通して内閣総理大臣に提出が義務付けられている書類です。
その企業の1年間における「事業毎の活動状況」や「決算情報」、「おかれている状況」について記載されており、法的な裏付けがされている書類であるということで…信憑性の高い情報を取得することが可能です!
この特性を活かして、様々な企業や大学、就職活動などにも役立てられているそうです。
実際に有価証券報告書を見てみよう!
有価証券報告書を読解する上でどこに注目すれば良いかも教えていただきました!今回は、3・4年生が2人1組になり、実際にeolデータベースにログインして有価証券報告書を確認してみました。

有価証券報告書読解のポイント
・記載する項目(目次)が決まっているので、必要な項目に絞って内容を確認しよう!
・その業界における「代表格の企業」が提出している書類なので業界分析にも活用しよう!
◎ただし、すべての情報が有価証券報告書に記載されている訳ではないので、他の情報と上手に使い分けて、必要な情報を取得することが重要!!
Eolデータベースを体験してみよう!
企業の実績
eolでは、企業の売上、利益などの財務情報を把握することができます。
また設立時の事業内容や企業の動向が把握できる他、経営者の視点による財政状態・状況の認識・分析・検討内容を把握することもできます。
これらの企業の実績を把握することで色々な視点から企業や業界について理解を深めることができると感じました!
事業の内容・従業員の状況
eolでは正確な事業内容の把握もできます。
よく資料を見ると他の事業もやっていたり、各会社との繋がりを把握することができるので自分がその企業に入るとなったら、興味のあるものに関係のある事業内容なのか確認することもできると思いました!
また、従業員の状況も資料としてまとまっていて人数・平均年収・平均勤務年数など、就活に役立つ情報がまとめられていました。

その他便利な機能
こんなに膨大な量のデータをどうみていくのか?話を聞いているだけでは何が何だかわかりませんでしたが、実際にeolを使用してみると、ブックマーク機能・ランキング機能・検索機能・企業比較など…私たちが情報を役立てやすいような機能が沢山詰まっていました。
どう使っていきたいか、私たちが考えたこと
今回初めて触れたeol、こんなにも情報がぎっしりと詰まっているとは思っていませんでした。今回学んだ使用方法を活かして面接対策や業界研究に役立てていきたいと思いました。
他の就活生とちょっと差が出る「この子、よく自社を調べているな」という関心を企業から引き出せるように、企業研究の一種として活用していきたいです。
最後に
就活が終わった学生も、これから就活が本格的に始まる学生にも大変有益な情報を得ることができ、今回学ばせていただいた情報をもとに今後も精進していきます。
改めましてアイ・エヌ情報センター 一同様、お忙しい中講義してくださいまして誠にありがとうございました。
