ゼミの活動

安楽ゼミでは、グラフィックデザインの可能性を探究します。グラフィックデザインとは、文字や図形、写真などの視覚的な要素を組み合わせて、情報やメッセージを伝える表現方法です。雑誌やポスター、ロゴやパッケージなど、私たちの身の回りにはグラフィックデザインの作品が溢れています。印刷物だけでなく、インターネットやスマートフォンなどのデジタルメディアにも広がり、グラフィックデザインは、現在の私たちの生活や文化に大きな影響を与えるメディアの一つです。

ゼミでは、グラフィックデザインに関する作品制作・発表を中心とした活動を行っていきます。ゼミ活動の目的は、現在のメディア環境を踏まえて、グラフィックデザインについて研究し、今後どのような表現の可能性があるのかを探究することです。そのため、自分たちで企画を立案し、パソコンやスマートフォンを使って、雑誌や映像などのメディア作品を実際に制作します。その制作の過程で、グラフィックデザインの基本的な知識やスキルを身につけるとともに、歴史や理論、技法やトレンドなどを学び、自分の考えを形にする企画力を磨きます。また、制作した作品は、公募展やゼミ展などで発表し、多くの人に見てもらうことで、フィードバックや評価を得ます。

ゼミ展では、学外の展示スペース(ギャラリー等)を借りて自分たちの作品を展示します。ゼミの学生は全員、必ずこの展示会に出品しなくてはなりません。自主的に展示会を企画・運営し、自分たちの作品を広く公開することで、プレゼンテーション力コミュニケーション力も身につけることができます。

卒業研究

基本的には、学生が主体的に研究テーマを考え進めていきます。グラフィックデザインのどのような分野に興味関心があるのかを具体化することや卒業研究として適切なテーマとなるかなどを話し合い、研究テーマを決定します。研究成果は、論文または制作としてまとめます。本ゼミの内容から、ほとんどのゼミ生は卒業制作を行います。

卒業後の進路

昨今の社会状況を考えると就職について楽観的に考えることはできません。しかし、卒業研究を通して興味関心のあるテーマを深く掘り下げ研究することは、直接的、間接的に進路決定や就職活動にプラスになるはずです。就職活動に関しては個別に丁寧に対応しています。就職先としては、メディア業界だけでなく、一般企業にも多くの卒業生が進んでいます。グラフィックデザインや企画力はどの業界でも必要なスキルです。もちろん、グラフィックデザイン分野の仕事に進む学生もいます。そのような進路を強く希望している学生には、教員自身の経験を踏まえアドバイスしています。

求める学生像

安楽ゼミでは、自分の興味や関心に沿ってグラフィックデザインの作品を制作することができるゼミです。自分で考え行動する自発性と責任感がある方、グラフィックデザインに強い興味がある方のご参加をお待ちしています!