石川ゼミの2年生が、10月末、汐留のアドミュージアム東京を見学してきました。アドミュージアム東京は国内唯一の広告の博物館。江戸時代から現代に至るまで、33万点を超える資料の中から日本の広告の歴史についてわかる資料が展示されています。企業や商品のアピールにとどまらない、広告コミュニケーションの社会的・文化的価値への理解を深めることができます。
はじめに解説員の方からのパワーポイントを使用した広告の歴史の解説を受講。その後、展示物を見ながら説明を聞かせていただきました。

江戸時代の展示スペースでは、当時の引き札や錦絵、看板などが多く展示されています。商売繁盛のための「あの手この手」に、チラシや宣伝方法など今日の広告のルーツがありました。


明治・大正・昭和の展示スペースでは、その時代を彩ったポスターや新聞広告、CMなどを鑑賞。広告が変化していく社会と人間を映す鏡であることを実感しました。


また、見ると様々な感情を与えてくれる視聴ブース「4つのきもち」ではそれぞれ広告の世界に浸り、1950年代~現在までのテレビCM、ポスターなどを大型タッチ式モニターで紹介しているデジタルテーブルでは、懐かしい広告に盛り上がりました。


広告は近代から始まったわけではなく、江戸時代から現代にまで通じるさまざまな広告手法を使いながら、社会の変化とともに変化しています。広告がライフスタイルをリードし、人々の心を動かしてきたといっても過言ではありません。広告の面白さと奥深さを改めて実感する1日となりました。