2021年2月27日と3月2日、牛山クラスの2年生(現3年生)10名が、北海道名寄市と静岡県水窪地域の住民を対象としたICTリテラシー啓発のためのオンラインセミナーを開催しました。

***
この活動は、昨年11月にスタート。ICT利用者における情報リテラシーやモラル、セキュリティの啓発手法の研究及び支援活動を行っている株式会社ラック サイバー・グリッド・ジャパン ICT利用環境啓発支援室との連携の元、学生たちは2つのチームに分かれて、4ヶ月かけてオンラインセミナーの企画・プログラムの開発を進めてきました。コロナ禍でリアルで集まることが難しい中、学生たちはZoomやslackなどの様々なオンラインツールを活用し、打ち合わせやリハーサルを何度も行い、当日に臨みました。

静岡県浜松市天竜区水窪を担当した学生たちは、受講者が中学生であることから、「めざせプレゼンマスター!」というテーマを設定。学部の専門科目で得た知識を生かして、ネットリテラシーやファクトチェック、Google Earthの活用法を中心として、「責任ある情報発信者=プレゼンマスター」になることを目標とした内容としました。2月27日のセミナー当日は、クイズや実習などを交えたセミナーを行い、参加した中学生から「とても楽しかった」との感想を得ることができました。

セミナーにご参加いただいた静岡県浜松市立水窪中学校の皆さん、株式会社ラックのみなさん、牛山クラス

北海道名寄市を担当した学生たちは、受講者の多くが40〜60代の社会人であることをふまえて、SNSの効果的な活用を促すため、「Instagramで名寄を発信してみよう」というテーマを設定。3月2日のセミナー当日は、Instagramの機能とそれらを使った地域のPR方法などを説明し、受講者は学生の説明を聞きながら、自分のスマートフォンを使ってアカウントを開設し、その仕組みを学びました。受講者の皆さんから、「とても有意義だった」「いつか名寄市にも来てください」というコメントをいただきました。

セミナーにご参加いただいた北海道名寄市の皆さん、株式会社ラックのみなさん、牛山クラス

例年とは異なる活動形態になりましたが、地域、企業の皆様のご協力の元、無事にセミナーを開催することができました。今回の活動に関わってくださった全ての皆様にお礼申し上げます。

牛山クラスでは、これからも、「責任ある担い手」を目指して、メディアを使った様々な社会貢献を行っていきます。

以下、今回のセミナーに関わった学生リーダーと副リーダーの感想を紹介します。

水窪チームのプロジェクトリーダーを務めました、半沢です。まずは、この名水プロジェクトを無事に終えることが出来て、ほっとしています。初めてのプロジェクトでリーダーを務めることになり、リーダーとして何をすれば良いのかわからず手探り状態でした。副リーダーをはじめ、サポートしてくれたチー厶の皆には、感謝の気持ちでいっぱいです。セミナーを受講してくれた中学生が、楽しんでくれたこと、今後に活かしたいと言ってくれたことが何より嬉しく、頑張って良かったなと思いました。

水窪チームの副リーダーをさせていただいた竹田彩乃です。私は今回副リーダーという役割をいただき不安もありましたが、チームのみんなで無事本番を終えることができ、今はほっとしています。セミナーを実施するにあたり、様々な準備を数ヶ月間に渡っておこなってきました。資料作りに悪戦苦闘しながらもそれぞれで役割分担をして、効率的に作業を進めることができました。

名寄チームのプロジェクトリーダーを務めさせていただきました佐藤です。
今回は私たちにとって初めてのことばかりで行き詰まったり悩んだりしましたが、いろいろな人にアドバイスをいただき、チーム全員で作り上げ、やり遂げることができたと思っています。大変やりがいのあるプロジェクトでした。関わってくださった皆様、本当にありがとうございました。

名寄チームの副リーダーを務めさせていただいた泉です。チームで何度も話し合いを重ね、作り上げた講座だったので、無事に実施することができて良かったです。コロナ禍だからこそのプロジェクトでとても貴重な経験でした。ご協力頂いた皆様ありがとうございました。

セミナーは、大学のオープンスタジオからZoomを使って行いました

受講者にわかりやすく伝えるため、何度もリハーサルをして本番に臨みました

なお、今回の取り組みは、連携先の株式会社ラックのホームページにもその概要が掲載されています。
オンラインで企画実施した産学連携「名水プロジェクト」〜ICT活用講座
https://www.lac.co.jp/lacwatch/people/20210421_002597.html

関連記事
牛山クラス×株式会社ラックの連携プロジェクトが始動!
https://www.mejirom.jp/news/?p=3839