平山秀昭クラスの3年生8名が、6月9日(火)11:00から12:10まで、京都府の認定NPO法人「環境市民」をビデオ会議ツールのZoomを使ってオンライン訪問し、副代表理事の下村委津子さんにお話を伺いました。

平山クラスが京都の認定NPO法人「環境市民」をオンライン訪問しました!

当日は、環境市民の会報誌「みどりのニュースレター」の編集委員を務める、社会学部メディア表現学科4年生の吉田有里さんも参加しました。また、作成を依頼されている環境市民のポスターと動画に関する打ち合わせも実施しました。

環境市民は、ブラジルのリオデジャネイロで地球サミット(国連環境開発会議)が開かれた1992年に京都で誕生した認定NPO法人です。社会的に自立した行動と責任を取り、他者への依存的な要求や非難の行動よりも、率先して実践と提案を行う「市民」という立場で持続可能で豊かな社会・生活を実現しようというビジョンを持っています。

このビジョンを実現するために、エコシティーを創る、経済をグリーンにする、豊かなライフスタイルを提案する、エコロジーな次世代を育む、世界のNGO・人々と協働するというミッションを掲げて活動を行っています。例えば、他団体や他のセクターとのネットワークで気候変動への適応共創プログラムづくりやグリーンでエシカルな商品の紹介サイト「ぐりちょ」の開設に取り組んでいます。また、消費者に環境情報を正しく伝える販売員を育成する環境マイスター認証事業、環境教育の実施などの活動を行っています。

学生からは、環境活動そのものに関する話だけでなく、環境市民の活動資金に関する話や、どうしたら認定NPO法人になれるのかといったNPOの活動の仕方に関する質問も出ていました。

オンライン訪問の様子(中段左から二人目が環境市民副代表理事の下村さん)。
オンライン訪問の様子(環境市民の目指す世界 その1)。
オンライン訪問の様子(環境市民の目指す世界 その2)。

お忙しい中、オンライン訪問を受け入れ、学生とディスカッションをしてくださった環境市民の下村委津子さんに感謝します。普段の平日の昼間のゼミの時間に、京都を訪れ、そこにある認定NPO法人の話を伺うというのは、これまでは少々難しいことでした。新型コロナウイルスの影響で授業はオンラインで実施する形態になってしまっていますが、オンラインだからこそできる経験もあるもので、学生はそこから何かを学んでいったことと思います。