ACジャパン広告学生賞とは、若い世代が広告制作を通して公共広告への理解を深め、公への意識を育むことを目的に行われているコンペです。

石川クラスの活動では、2、3年生が新聞広告部門、テレビCM部門への応募に向けて、作品制作に取り組んできました。その結果、3年生から2チームがそれぞれ、新聞広告部門で優秀賞、テレビCM部門で奨励賞を受賞。2年生からは2チームがそれぞれ、新聞広告部門で審査員特別賞と、優秀賞を受賞しました。
*学年は2022年3月時点

「それが私のぜんぶじゃない」

大竹志穂さんと内藤汐海さんの新聞広告作品「それが私のぜんぶじゃない」は、審査員特別賞を受賞しました。この作品は「LGBTQ+」がテーマになっています。作品には「LGBTQ+の人にもジェンダー以外の個性や考え方がある。人それぞれみんな違っていることに気づいて欲しい」というメッセージが込められています。

「誰かにとっては異性」

石瀬美卯さんと田辺つばささんの新聞広告作品「誰かにとっては異性」は、優秀賞を受賞しました。この作品は「SNSの危険性」をテーマにしています。作品には「子どもの顔を隠さずにSNSに載せている親に、悪用される危険性があることに気づいてもらい、考え直してもらうきっかけにしたい」という思いが込められています。

「いいね!いいね!いいね!」

新発田優さんと絹村哲平さんの新聞広告作品「いいね!いいね!いいね!」は、優秀賞を受賞しました。この作品は「エコーチェンバー現象」がテーマになっています。作品には「SNS上の自分と同じような意見が溢れる空間にいると、それが全てだと思い込んでしまう。自分とは違う意見に触れることができるSNSの良さを、自ら潰してしまうのがもったいないと気づいて欲しい」というメッセージが込められています。

「捨てるしかない?」

澤田麗奈さん、中川菫さん、長田梨奈さんのテレビCM作品「捨てるしかない?」は、奨励賞を受賞しました。この作品は「フードドライブ」をテーマにしています。作品には「フードロスを解決する方法として、本来なら捨ててしまう食材をスーパーやコンビニ、自治体に寄付する活動であるフードドライブの存在をたくさんの人に知って欲しい。また、日常生活で食材を無駄にしていることが多いと気づき、食材を必要としている人に貢献しようと思う人が増えて欲しい」という思いが込められています。

学生たちは、公共問題に対して様々な視点から深く考え、テーマに沿ったアイディアを作品にしてきました。各自の思いやメッセージの込もった作品を仕上げるために、時間をかけ話し合いを重ねてきました。今後も、公共問題に関心を持ち続け、心に残るような作品作りに励んでいきます。

*今回の受賞作品はこちらから → https://www.ad-c.or.jp/campaign/cm/recruit.html