11月29日(日)にYouth Enterprise Trade Fair 2020 に、原克彦クラスに所属するメディア学科の学生9名が教育ゲームを提供する「めじキッズ」(仮想会社)を出店し、8回目の受賞を果たしました!

1:開発したサービスサイトのトップページ

今年は、審査会場を同志社大学 町家キャンパス「江湖館」に置き、zoomを利用したプレゼンテーションが行われ、17団体が参加しました。コロナの影響で実出店ではなく、インターネット上でのプレゼンを中心とした審査となりました。

Youth Enterprise Trade Fairの開催は今年で20回目を迎え、原ゼミは13回目の参加になります。このフェアは、起業に向けたアントレプレナーシップ(起業家的行動能力)を発揮できる若者を育成することを主な目的とし、毎回小学生から大学生まで約30チームが参加していますが、今年は17チームの参加となりました。オンライン審査では、起業事業の目的や事業内容、広報戦略、出資計画をはじめ、社会貢献度、地域との連携、ホームページ、プレゼンテーションなどが総合的に審査されました。
今回は、コロナ禍の影響で、屋外で遊びにくい子供や、楽しく学習したい子供たちに焦点を当て、家の中でできる簡単なダンスや学習ゲームを提供するサービスサイトを提供することにしました。開発する学生側も、集まって協同作業をすることが困難になっており、SNSやzoomなどのツールを活用しながらコンテンツ開発を行いました。具体的には、ダンスのコンテンツ制作では、個人ごとに曲に合わせたダンスの振り付けと説明書きをうまく編集して1本の動画に仕上げました。学習ゲームでは、子供たちがプログラミング教育でよく利用しているスクラッチを利用して親しみ易い教材にしました。また、Webサイトでは、タブレットPCやスマホで使えるような画面構成と色使い、子供が読み易いルビを加えるなどの工夫を行いました。

2:スクラッチで開発した漢字クイズや都道府県クイズ
3:YouTubeで提供中の室内ダンスの練習用動画

審査員からは、「事前資料が分かりにくい部分もありましたが、授賞理由としては、ダンスホームページ、ゲームというコンテンツの中で、ゲームが非常によくできており、簡単に真似できるものではないので評価しました。また、コロナ禍で集まりにくい中、リモートでみなさん頑張ったことも評価になりました。」というコメントをいただき、わかりやすく伝えることが弱点だということもわかりました。

4:画面を示しながらWebでのプレゼン(発表者が右サイド)

原クラスは、「実際に起業するなら応援したいチーム」に贈られる異能工房賞を受賞し、他の入賞歴を含め8回目の入賞となりました。

トレードフェアでの受賞歴(2014年は不参加)
2020年:仮想企業名「めじキッズ」 異能工房賞
2018年:仮想企業名「めじらぼ」 異能工房賞
2017年:仮想企業名「あらーむ」 異能工房賞
http://youthenterprise.jp/project.php?id=167
2015年:仮想企業名「まなboo」 異能工房賞
http://www.youthenterprise.jp/project.php?id=102
2013年:仮想企業名「パズけん」 特別賞
2012年:仮想企業名「あそぼラボ」 異能工房賞
http://youthenterprise.jp/project.php?id=130
2011年:仮想企業名「アジカル」 京都工業会賞
2010年:仮想企業名「MANABEE」 京都商工会議所賞
参加学生(いずれもメディア学科3年生)
赤岩沙紀、川嶋真依、熊野晋一郎、桑原杏実、坂本ミン、谷口大詩、手島佑哉、吉岡美咲、ンナジナンシィ輝

5:参加チームが見守る中、zoomで授賞式

今回の活動はメディア学科になってからの原ゼミで初めての受賞になりますが、メディア学部では学外のさまざまなコンテストへの参加などを推奨し、実績も出始めています。今回のように、自分たちの日頃の学びの成果を活かす場面もたくさんあります。メディアに関する社会的な課題について実践的に学びたい!というアナタはぜひ目白大学メディア学部へ!