板橋区の「ハッピーロード大山商店街」で、石川クラスの学生が考案した新キャラクターがクリスマス商戦の12月にデビューしました。

石川クラスの学生が「ハッピーロード大山商店街」の新キャラクターを開発しました。

板橋区の東武東上線大山駅前にある「ハッピーロード大山商店街」は、40年以上の歴史をもつ活気ある街です。しかし数年後にその一部を通る新たな道路が作られる計画があり、立ち退いた店跡を白いカベが覆っている一画がありました。石川クラス3年生の活動では、このカベを使って商店街の賑わいにつなげるプロモーション施策を提案しました。

全長560mの大山商店街
白いカベが覆う一画

2チームに分かれてそれぞれ数案の企画を提案。その中から商店街の方々に選ばれたのは、このカベ全面を使って商店街の新たなキャラクターを登場させる案でした。

新キャラクターの名前は「オオヤマネコ」。全員で性格や好物を考え、顔を描き、サンタクロースの姿に。また、この場所を人が集まるフォトスポットにするため、「#ハッピーロードにゃう」と入れてSNSでの投稿、拡散を狙う仕掛けにしました。

商店街の会議でのプレゼン。かなり緊張しました。

完成した横断幕は高さ5m×幅4mと巨大でインパクト十分。高いカベに設置するのが一苦労でしたが、地元の方々の熱意と職人技で、12月初めに無事取り付けられました。

学生たちが現地を見に行きアイデア出し始めたのが5月。企画をまとめ、提案のリハーサルをし、商店街でプレゼンしたのが8月でした。夏休み明けに案採用の知らせをいただき、本番のイラストを描き起こし、コピーを書き、11月末にデザインが完成。幕に印刷された「オオヤマネコ」のデビューまで約半年のプロジェクトとなりました。

商店街の方々と協力して設置完了。
「オオヤマネコ」ついにデビュー!
学生のアイデアと商店街の方々の熱意で生まれた新キャラクターです。

みんなで意見を出し合って生み出したものがカタチとなって世の中に出る。その大変さと醍醐味を感じる活動となりました。石川クラスでは、今後も社会の課題に広告的アイデアでできることにチャレンジしていきます。